【楽天市場】売上アップに直結!CSVを使ったカテゴリ整理の全手順を徹底解説

「商品が増えてきて、店舗のカテゴリがごちゃごちゃ…」
「お客様は欲しい商品をすぐに見つけられているか不安…」
「売上を伸ばしたいけど、何から手をつければいいかわからない」
楽天市場の店舗運営で、こんな悩みを抱えていませんか?
実は、お客様が商品を見つけやすく、購入しやすいように「カテゴリを整理する」ことは、店舗の売上を大きく左右する非常に重要な作業です。しかし、地道で手間がかかるため、後回しにされがちなのも事実です。
そこでこの記事では、面倒に思われがちなカテゴリ整理を、CSVファイルを使って効率的に行う具体的な手順を、初心者の方にも分かりやすく徹底解説します。
この記事を読めば、散らかったカテゴリが整理され、お客様にとって魅力的な店舗作りの第一歩を踏み出せます。
なぜ今、楽天市場で「カテゴリ整理」が重要なのか?
そもそも、なぜカテゴリ整理がそれほど重要なのでしょうか。その目的は大きく3つあります。
- お客様が商品を見つけやすくなる(回遊率UP!)
用途別(例:スキンケア、ヘアケア)やブランド別など、カテゴリが適切に分類されていれば、お客様はストレスなく目的の商品にたどり着けます。回遊率が上がることで、ついで買いの機会も増え、客単価アップも期待できます。 - 販売機会の損失を防ぐ
どんなに良い商品を登録していても、カテゴリ設定がされていなかったり、分かりにくい場所に置かれていたりすると、お客様の目に触れることなく埋もれてしまいます。情報を整理し、商品の魅力を最大限にアピールすることが売上につながります。 - 店舗デザインが改善され、信頼性が向上する
整理されたナビゲーションメニューは、店舗全体の使いやすさを向上させます。「このお店はしっかり運営されているな」という安心感を与え、顧客満足度とリピート率の向上にも貢献します。
初心者でも安心!CSVを使ったカテゴリ整理 5つのステップ
それでは、具体的なカテゴリ設定のやり方を見ていきましょう。楽天 RMS(店舗運営システム)を使い、CSVファイルで一括編集する方法が最も効率的です。
ステップ1:準備編 – カテゴリCSVファイルをダウンロードする
まずは、現在のカテゴリ設定状況を把握するために、楽天の商品一括編集機能を使って商品データをCSV形式でダウンロードします。
- RMSにログインし、「店舗設定」>「1 商品登録・更新」>「商品一括編集」へ進みます。
- 「項目選択CSV」のタブを選び、カテゴリ用のCSVファイルである
item-cat.csv
のダウンロードボタンをクリックします。 - CSVの種類選択では、目的に応じて以下のように使い分けましょう。
- 全商品データをダウンロード: 現在登録されている全商品のカテゴリデータを確認できます。全体の整理を行いたい場合に選択します。
- 項目を指定してダウンロード: 「カテゴリに紐付いていない商品のみ」を抽出したい場合に便利です。新規登録したけれどカテゴリ設定を忘れている商品を見つけるのに役立ちます。
- ダウンロードする項目は「商品番号」「商品名」「カテゴリパス」など、作業に必要なものに絞るとファイルが軽くなり、扱いやすくなります。
ステップ2:実践編 – Excelでカテゴリを割り当てる
ダウンロードしたitem-cat.csv
ファイルをExcelなどの表計算ソフトで開いて編集します。
- 未分類の商品を特定する
カテゴリが未設定の商品は、「その他」や空欄になっています。まずはこれらの商品を特定し、適切なカテゴリに分類していきましょう。 - カテゴリ名を決定し、入力する
商品名やキャッチコピーを参考に、どのカテゴリに属するかを判断します。「スキンケア > ヘアケア > シャンプー」のように、カテゴリ階層も「 > 」で区切って表現できます。💡 ポイント: カテゴリ名は表記を統一しましょう。(例:「シャンプー」「シャンプー」などバラバラにしない)
- 新規カテゴリは自動で作成される!
ここがCSV編集の便利なポイントです。ファイル内に新しいカテゴリ名を入力してアップロードするだけで、RMS上にそのカテゴリが自動で作成されます。 いちいちRMSでカテゴリを手動作成する必要がないため、大幅な時間短縮になります。
編集が終わったら、ファイルは必ず「CSV(カンマ区切り)」形式で保存してください。
ステップ3:反映編 – 編集したCSVファイルをアップロードする
編集したCSVファイルをRMSにアップロードして、変更を反映させます。RMSでのカテゴリ一括登録はここで行います。
- RMSの「店舗設定」>「1 商品登録・更新」>「商品一括編集」に戻ります。
- 「CSVファイルで一括登録」のタブを選び、「item-cat.csv」を選択します。
- 編集したCSVファイルをアップロードします。(※アップロードにはパスワードが必要です)
- アップロード後、RMSに処理結果が表示されます。反映には少し時間がかかる場合がありますので、焦らず待ちましょう。
ステップ4:【カテゴリが表示されないを防ぐ】ショップのデザインに反映させる
「カテゴリを作ったのにショップに表示されない」というトラブルは、このデザイン設定が原因であることがほとんどです。しっかり設定しましょう。
レフトナビゲーションの編集
- RMSの「店舗設定」>「2 デザイン設定」>「PCデザイン設定」>「ヘッダー・フッター・レフトナビのテンプレート設定」に進みます。
- 編集画面で、既存のカテゴリ表示のHTMLコード(多くは
<tr>
タグで囲まれたブロック)をコピーします。 - コピーしたコードを貼り付け、新しいカテゴリ名と、そのカテゴリページのURLに書き換えます。
- 変更後、「登録」ボタンを押して保存します。
トップページ切り替え設定の確認
CSVで作成した新しいカテゴリを正しく表示させるため、「トップページ切り替え設定」でPC用とスマートフォン用の表示が「通常」になっているか確認しましょう。
ステップ5:総仕上げ – 既存の不要なカテゴリを整理する
最後に、店舗内に残っている不要なカテゴリを削除して、全体をクリーンな状態にしましょう。
- 不要なカテゴリの削除: テスト用に作ったカテゴリや、商品が一つも属さなくなった古いカテゴリは、RMSの「カテゴリ設定」画面から削除します。
⚠️ 注意: 一括削除はできません。大きな問題につながる可能性があるため、一つずつ確認しながら削除しましょう。カテゴリを削除しても、商品データ自体が消えるわけではないのでご安心ください。
- カテゴリ名の変更・移動: 既存のカテゴリ名をより分かりやすい名前に変更したり、カテゴリの階層を移動させたりすることも可能です。
カテゴリ整理でよくある悩みと解決策
Q.とにかく時間がかかって大変…
A.最初は地道な作業で時間がかかります。まずは「カテゴリ未設定の商品だけ」を対象にするなど、範囲を絞って少しずつ進めましょう。一度ルールを決めてしまえば、今後の商品登録は格段に楽になります。
Q.商品説明が少なくて、どう分類していいか分からない…
A.これはカテゴリ整理を機に、商品説明文を見直す絶好のチャンスです。商品の用途や特徴をしっかり記載することは、転換率アップにも直結します。
Q.カテゴリ分類のルールが決められない…
A.お客様の視点に立つことが最も重要です。「自分がお客さんなら、どういう分類だと探しやすいか?」を考えてみましょう。競合の有力店舗のカテゴリ分けを参考にするのも良い方法です。
まとめ:地道なカテゴリ整理が、未来の売上を作る
楽天市場におけるカテゴリ整理は、一見地味で手間のかかる作業です。しかし、この地道な努力こそが、お客様にとって「見やすく、買いやすい」店舗作りの土台となり、未来の売上を大きく左右する重要な投資です。
今回ご紹介したCSVを使った方法は、一度覚えてしまえば作業効率を格段に上げてくれます。
まずはあなたの店舗の「カテゴリ未設定商品」から、整理を始めてみませんか?この記事をブックマークして、ぜひ実践してみてください。