AIによる画像の動画化

この動画は、midjourneyに描かせた熱帯魚のデフォルメ画像を、Adobe Firfly で動画にしたものです。
まだ、5秒ほどしかできない現状ですが、それでも5秒分の画像をAIが一分ほどの間に生成してしまう。
私が用意したのは最初の一枚だけです。

この画像です。
この絵を元にして、「魚は、親しげに話しかけてくる。」などの指示を与えて動画にするのです。
もちろんキャラクター画像なので、アニメーションのような効果になりますが、この素材が実写した写真であったらどうでしょう。

アクアリウムの熱帯魚販売に使われている写真です。
これを16:9のサイズにアドビーフォトショップを使って横に長く補完します。フォトショップでは、AIを使って撮影されていない両端や、見切れた部分をAIが推測して補ってくれる機能が備わっています。ご覧の通り、左右の水槽の写っていない部分が違和感なく補われて横長の写真になりました。


Adobe 社は、AIの機械学習の素材を、自社で展開している著作権フリーの、独自の写真やイラストを学習させており、著作権問題を回避しています。
この画像を、Firefly によって動画化するには、動画にするためにどう動かすかを指示します、この内容がプロンプトと呼ばれる命令文です。ここでは日本語で指示できますが、各社のAIによって、日本語が使えない場合もありますので注意です。
使ったプロンプトは右の通り : エビがゆっくりと流木の上を歩いて進んで行く
簡潔に、内容を確実に指示します。
出来上がった動画が下のものです。
ほとんど違和感のない、水槽の中の流木を歩く、ヤマトヌマエビの姿です。赤い魚が横切るという、粋なはからいもされています。Ai君はよくこのような、ちょっとしたことを加えてきます。余計なことにもなる場合もありますが・・・赤い魚は、海の魚っぽかったですね・・・
では、人間を対象にしたらどうでしょう。


私自身をキャプチャーした画像です。ZOOMの会議をしているような姿ですね・・・
これを動画にしてみます。
テレビ会議で対面している、微笑んでいる男性の顔 : という指示を出しました。
本人からすると、明らかに別人の顔になりました・・・・どこかの国の、国家主席みたいな顔です・・・
この違和感がわかるでしょうか・・・本人や周囲の人からすると、多分一目瞭然で別人と感じるでしょう。
しかし、接点の無い人から見たらどうでしょう、わかるでしょうか?似ていると感じるかもしれませんね・・・
しかしこの違和感は、本人がどう感じるかであり、周囲の人がどう感じるか・・違和感なのかどうかも含めてAIというものが今後どのように利用されていくのかが問われていくのでしょう・・・
いまのところ、AIの技術はこの程度と考えればい良いのでしょう・・
私の所感です。