Midjourneyのコマンド

Midjourneyでプロンプトを記述する際には、大まかに3種類の指示をプロンプトとして書かせるのが便利です。もちろんそれ以上に具体的な指示も加えられるでしょう・・・しかし、基本的にはこの3種類の構造は変わりません。
プロンプトの記述の仕方としては、
/imagen prompt のあとに英語で記述します。(web版 alphaでは必要ありません)
1・画像の雰囲気(**風、**調、ミケランジェロ風、その他過去の画家の作風の指定や映画のタイトル指定など)
2・画像の主題(走り回る犬のパグ、走る消防車、熱帯魚のベタ)など具体的に記述(型式、年代なども有効です)
3・パラメータ(画像のサイズ、アスペクト比、スタイル、タッチ、などを指定できる)
Midjourneyに直接指示するには、これらのプロンプトを、順番に記述していくと、有効です。
また、カメラの機種名や4K,8Kなどの解像度単位なども、よく理解してくれます。(プロ用カメラEOS-1DX等)
基本的なコマンドを覚えたら、プロンプトに工夫を加えて、独自の世界観を生み出してください。
そしてそのプロンプトを雛形にして、さらに色々なプロンプトを、パズルのように組み替えていくと、プロンプトの書き方のコツが分かります。
最終的には、それらを踏まえて、Chat-GPT、Gemini、などに記述させていくとよいでしょう

Google AI Studio 最新のテキスト生成AIのGemini を利用できます。
設定関連コマンド:
/settings
: Midjourney Botの設定を表示・変更するためのメニューを開きます。モデルバージョン、スタイル、アップスケール設定などを調整できます。
/info
: 自分のMidjourneyアカウントに関する情報を表示します。使用状況、購読プランなどを確認できます。
/show_profile
: 自分のプロフィールを表示します。
/fast
: 高速モードに切り替えます。利用可能なGPU時間がある場合にのみ有効です。
/relax
: 低速モードに切り替えます。GPU時間を消費せず、待ち時間が長くなる可能性があります。
その他便利コマンド:(主にdiscordで利用します)
/describe
: 画像をアップロードすると、その画像を説明するプロンプトを生成します。プロンプトのアイデア出しに役立ちます。
/blend
: 複数の画像をアップロードし、それらをブレンドして新しい画像を生成します。
/shorten
: プロンプトを入力すると、Midjourneyがそれを分析し、重要でない部分を削除してプロンプトを短くします。
パラメータ (プロンプトに追加):
プロンプトに追加することで、生成される画像を細かくコントロールできます。
–ar
[アスペクト比]: 画像のアスペクト比を指定します。例:–ar 16:9 (16:9の横長画像)
–chaos
[数値]: 生成される画像のバリエーションの幅を指定します。数値が高いほど、バリエーションが大きくなります。例:–chaos 50
–stylize
[数値]: Midjourneyの美的スタイルを適用する度合いを指定します。数値が高いほど、Midjourneyらしい表現になります。例:–stylize 750 (または –s 750)
–quality
[数値]: 生成品質とGPU使用量を制御します。例:–quality 0.5 (または –q 0.5)
–seed [数値]: 画像の生成に使用される乱数のシード値を指定します。同じシード値を使えば、同じプロンプトで同じような結果が得られます。
–stop
[数値]: 指定したパーセンテージで生成を停止します。低い値ほど、より抽象的な画像になります。例:–stop 70
–tile
: 生成された画像をタイル状に繰り返すパターンを作成します。壁紙やテクスチャの作成に適しています。
–version
[バージョン番号]: 使用するMidjourneyのバージョンを指定。例:–version 5 (または –v 5)
–niji
[バージョン番号]: Midjourney Nijiモデルのバージョンを指定。アニメ調の画像生成に特化しています。例:–niji 5
–-no
[キーワード]: プロンプトから特定の要素を除外します。例:a cat –no hat (帽子をかぶっていない猫)
注意点:
コマンドは常にスラッシュ / から始まります。
プロンプトは、生成したい画像の説明文です。できるだけ具体的で詳細な方が、イメージ通りの結果を得やすくなります。
パラメータはプロンプトの最後に、スペースで区切って追加します。
Midjourneyは頻繁にアップデートされるため、コマンドや機能が変更される可能性があります。最新の情報はMidjourneyの公式ドキュメントを参照してください。
各種のコマンドを踏まえたうえで、テキスト生成AIに記述させると、その命令の構築がある種のご自身の独自な特徴に発展していきそうですね。
最近では、更に便利なサービスも増えてきています。

NotebookLMなどは、上手に使うと、大変良いサポートをしてくれそうです。
更には、描かせた画像を動画にするためのサービスも出現、AIによる生成が飛躍的に進化しています。

写真やイラストを動画にする、Adobefirfly もちろん画像の生成にも対応しています。
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★最後にGeminiやChatGPTにプロンプトを生成させるときに使う、命令文の例をここに記してみます。
「目の大きな、かわいい、熱帯魚のエンゼルフィッシュのキャラクターを、ピクサー風に、白い背景で、Midjourneyに描かせるためのプロンプトを、説明文は日本語で、プロンプトは英語で記述してください。」
Gemini の回答は以下のものです。
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承知いたしました。エンゼルフィッシュのキャラクターをピクサー風に描くためのMidjourneyプロンプトと説明を以下に示します。
説明:
このプロンプトは、Midjourneyでエンゼルフィッシュのキャラクターを、ピクサー映画に出てくるようなスタイルで描くためのものです。特に以下の点を強調しています。
- 目の大きさ: かわいい印象を強調するために、目を大きく描くように指示します。
- かわいらしさ: 全体的なデザインをキュートで魅力的にするように指示します。
- 熱帯魚のエンゼルフィッシュ: 具体的にエンゼルフィッシュの種類を指定します。
- ピクサー風: ピクサー映画のような3Dアニメーションスタイルで描くように指示します。
- 白い背景: 背景を白くすることで、キャラクターを際立たせます。
Midjourney プロンプト:
「Cute tropical angelfish character, large eyes, Pixar style, white background, 3D animation, adorable, charming –ar 9:16」
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アスペクト比を変更するために、末尾に次のパラメーターを記述しています。 –ar 9:16

Midjourney はこのようなイラスト画像を描いてくれました。
Midjourneyの使い方の流れを大まかに説明しています、より進化した使い方をこれからも追求してまいりましょう。